学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

ピンチヒッター

こないだの話。

公休日の同僚の代わりにあれこれ送ったりチェックしたりをやっていて、急に先方と詰めなくてはならない話が出てくることがある。

こういうとき地味にしんどい。

一応、ピンチヒッターとして決定権はわたしが持っているのだが、しかしその人の担当の分だし、何よりその人自身が納得して書いているものを赤の他人のわたしが「こっちの文章に差し替えてください」とか新聞社の人と話してよいものかどうかすっげーもにょる。しかし判断を仰いでる時間はない。後で非難されようが何されようがいいやもう!と割り切る気持ちも重要だと思う。

でもねえ、踏ん切りがつかないのも人間なんだよね今回も5分ほど逡巡してGOサイン出したけど、もしかしたら悪い結果になってしまうんじゃないかすっげー不安になる。

「どうしてそれでOK出したんですか?」って怒られたりしないだろうか。そっちの方も不安である。怖い。

怒られなきゃいいけど。

小学生か。いや、小学生から大して変わってないのかも。そういうの、結構気になるタイプ。無事に役目を果たせたと言っていいのだろうか。