学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

不人気講座を開講しているが

はい。不人気講座担当講師です。

gakuge-i.hatenablog.com

 

ねー。講師によっては70人とか80人集まるのに、わたしの講座は25人程度で、しかも当日無断欠席が多くて最低10名とかあるからねー。どんだけだよ。

ただ、アンケート結果を見るとまあまあ満足してもらえているようなのでいいのかなと、ちょっとうぬぼれ。アンケートをまとめてくれた事務の人曰く「あなたの講座はマニアックな人が集まってきますねえ、マニアックな回答が多いですよ」だそうだ。それを聞いて「大衆に迎合するのは辞めたのだ!」とほざいてみたが、だいたい「大衆」って言い方しちゃだめだよなあ、なんてことも思ったり。

が、とにかく、一般向けではないのは確かかもしれない。重箱の隅をつつきまくって重箱に穴をあけているような内容なので、はっきり言ってしまえばややこしいったらありゃしないと思う。やってる当人は頭の体操を久しぶりにやってるようなものなので、参加している方にも頭の体操程度、雑談のネタに使ってください、ちょっとものの見方を変えてみましょうよというスタンスで話しているのが割と救いとなっていると…いいなあと思う。

ちなみに「だそうだ」という伝聞なのは、結果を見てないから。いや、渡してもらってるんだけど恥ずかしくて見てないのだ。ああいうのは。

なので回覧で回ってきても適当にサインして次の人に渡している。結果がどうあろうと、自分の思うことをするだけなのかなと思う。そういう独りよがりな講座があってもいいじゃないか、結局それが不人気になる理由だけど。

しかし妻には不評。というか担当回数多すぎてダメだって。

だよなあ、隔週でやるにはさすがに厳しいものがあるよなあ。「大学の教員じゃないんだから!」ってめちゃくちゃお説教された。つらい。