学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

営業活動

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歩き通しで靴がすり減る一方だわ。

学芸員だけど学芸員じゃないので(要するに日本の学芸員にありがちな「典型的雑芸員」ということ)、ほかの施設とかを回って自館イベントの宣伝とかそういうのもやったりする。

いわゆる「営業」的なやつ。足で回って稼ぐのはやはり重要だと思う。

ただ問題は、文化施設以外の施設にはなかなか受け入れてもらえないことだろう。近隣の商店街ですら難しい部分があるから、もちょっと考える必要がある。チラシとかポスターを掲示してくださる店舗を増やしていかなきゃならない…のもわたしの仕事のひとつらしい。

地域密着型の博物館を目指すなら必要なことなんだけど、それならもっと密着して頑張りたいのに、そうもいかない事情がちらほらあってなんとももどかしい。

最近は「会社員」ぽくなってきている自分がいてなんか嫌。この、自分の力ではどうしようもできないところをなんとかしたいなあと強く思っている。

さておき営業の方はというと。飛び込みで行ったほかの文化施設では快く対応してもらってチラシ類を置いてもらえることになった。やったー。3件回って全部了解を得ることができたのはうれしい。

ただし、たったの3件であるともいえる。この件数が4件、5件と増えていけばいいのだけれど。そこはそれ、営業の努力ってやつをしなきゃダメだよな。

 

雑芸員は大変なのです。いやほんと。