学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

書けないことの方が多い

こんなことも仕事です。

次に担当する展覧会の新聞用告知記事を書いているんだけど、全然進まなくてうんざりしている。分野違いも甚だしく、新しい分野の基礎的な文献を読むところからスタートしているのだが、いかんせん理系で物理学のような内容を読まなきゃならないからものすごくしんどい。

読んで理解した上で自分の中で咀嚼して、そこから記事を執筆するから時間がかかるのだが、今回はそれ以前の問題でうんともすんともいかない。いきなり方程式が出てきたとき(しかも高校の数2とかそのあたりで見たような見てないような式だ)は「あかん」という感想しか出てこなかった。

なんせセンター試験でも数学は壊滅的にダメな人間で、数1Aならびに数2Bあわせて100もいかなかった。いやほんとよく大学に行けたな(二次試験に数学無かったけど)。

数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)

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↑こういうの、昔あったら読んでたのになあ。 

あと説明が難しいていうのもある。いまだに「シュワルツシルト半径」の意味が分からない。「事象の地平面」と「見かけの地平面」も。これが分かればもうちょっと書きやすくなるのだが、そもそもそこまで求められているかという問題もある。

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もうわかんないからその辺カットしようかと考え中。

〆切まではまだ時間があるから削りに削っていこうと思うけど、当たり障りのない文章にしてしまうのも何だかなって思う。

そういうところで欲を出すとダメかな。