学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

ワークショップ講師は疲れる、いやほんとに。

主に気疲れ。

参加者集めてワークショップを開催。もちろん講師を別途呼ぶようなお金はないので(予算として計上してない)、自分たちでできるものをする。「お金ない館」の当然のやり方で、そのため学芸員とは別に、妙にそういう工作スキルとかそういうのが身についていく。

違う業界で働けるような気もするんだけど、ただしこういうスキルが何に役立つのかはさっぱりわからない。

今回も講師を担当したんだけど、今回は本当に気疲れの度合いがひどかった。お父さんたちのプレッシャーがすごいのね。もう、ちょっとでも失敗したら「どうすんだよこれからよぉ」みたいに言われるんじゃないか、という恐怖。考えただけでもしんどいし、実際にそうなったこともあるから余計にしんどい。そういうものと戦ってると思ってください。

開催したワークショップはどうにか無事に成功して終わることができたけど、これで失敗してたら何言われてただろうか。そういう面で非常にあれこれ考えてしまうから終わった後はいつもぐったりしている。そういうのを普段からこなしている先生ってやっぱすごいなあと思う。小学生並みな感想だけど。

さて、これでしばらくは講師役はないはずなんだけど、カレンダーを見たら10月に4週かけて講師しなきゃいけないイベントがあることを思い出した。ああ、これの資料もまた作っていかないとだめか…おまけに、来週にもイベントがあって、講師じゃないけどリーダー的なことをしなきゃいけないっぽい。

おおう、時間と体力が持つかなこれ。