学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

また、一人になってしまった

同僚学芸員が今月で辞めてしまうので、またしばらく学芸員一人となってしまう。この間に、来年度の企画のこととか、同僚が担当するはずだった展覧会の担当とか、あるいは報告書の作成とか、そういうのを一手に引き受けなければならない。

どうしてこう、美術系の学芸員は皆こういう感じなのだろうか。

あれか、採用状況が好転してるからか。というか、美術系学芸員は割と募集あるから、非正規だとそれなりに雇用が流動的な感じなのが当然なんだろうか。わたしの分野なんかどこも募集してないし、下手したら考古系の人が兼務してる場合もあるからますます採用なんてないんだけど、たぶんそういうところが性質的にも違う原因になってるのだろう。

ともかく、また一人なので大変。何より引き継いで取材対応しなきゃならないのがほんとにしんどい。

今月中に新しい人の面接があるらしいけれど、どういう人が来るのやら。また同じように1年もしないうちに出ていくんじゃないの?て思うし、ましてやここが最初の勤務館になるような人物だったら、その人の教育も含めての仕事が増えるだろうし

で、またしても仕事増量しそうですごく嫌な感じ。

これで給料あげてくれるんだったら多少は忠誠心とかいうものを見せて働こうと思うけど、何のフォローもないからもうそろそろ限界。わたしもそろそろ辞めようかな、ここ。そういう気持ちで今いっぱい。