学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

長文ブログ、もう誰も読んでない説

よっぽどのことがないと長文のブログ読まれなくなっちゃたんじゃないか。

SEO対策で長文にしましょうというのが一時期はやったけど、むしろ内容圧縮していかに短く的確に物事を書けるか、そういう時代になってるんだと思う。裏付けないけど。

でも、展覧会のキャプション作るときは最近は100字超えないようにしている。それ以上はもう誰も読んでくれない。素通り。解説パネルも同様で、たまに美術系の展覧会に行くと長文の「ごあいさつ」だとか「第〇章」とかが並んでるけど、根気よく読んでるのは数人であとはみんな素通り。

まあパネルなんてのは作品の添え物みたいなものなので、ある意味正しいのだが、学芸員としてはちょっとつらい。

それを加味して考えると、やはり長文はもうほとんど読まれていないんじゃなかろうか。特に日記ブログに関しては。

 

ということにいまさら思い当たる。

 

まあそうだよね、大したことも書いてないし、だいたいお前誰だよ!?的な人間が書いた日記って面白味もないよなそりゃ。よっぽど議論的な内容か、説明書的なものか、映画の感想文かそういうものしか読まれないんじゃないか。

 

ていうのを長文で書いてる。ダメじゃん。