学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

今日も今日とて雑芸員

学芸員になるには (なるにはBOOKS)

(わたしもなり方を知りたい…)

 

学芸員ではなく、やはり自分は雑芸員なのだろう。今日は今日で荷物運びの仕事。男手が少ない職場になのでわたしが貴重らしく(使いやすいらしい、が本当だろうけど)、だいたい何かしらのものを運び出すときは動員されることになっている。

そういう時の仕事はだいたいすぐに片付かないものばかりで、2時間は軽く拘束される。

結局今日も13時に作業開始で終わってひと段落ついたのが15時だった。その間休憩なし。別にどうってことはないんだけれどさあ、なんかいいように使われるだけ使われてあと何もないってのはどうもねえよその部署からのヘルプ要請だっただけに、「何もないんかい!」的なツッコミ入れたくてもできないし、で、非常に不満だけがたまっていくような感じ。どうしようもないわけだけどね。

で、その1時間後に今度は「元の場所に片付けるから」手伝ってほしいのだという。出したものの半分以上は時間的猶予がなく見られなかったらしい。段取りちゃんとやってから作業しようよとのど元まで出かかったけど言っても無駄なのでやめた。この数年で諦念力がさらに強化されたように思う。