学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

トライやる、女子がいないとダレる問題

「トライやる・ウイーク」で子供が変わる (21世紀型授業づくり)

「トライやる・ウイーク」で子供が変わる (21世紀型授業づくり)

いやまあ別に問題というわけでもないんだけれど。ここ数年の中学生を見ているとそう感じたので。

男子だけだとすぐにダレる。内容が悪いってのもあるけど、博物館の仕事ってそうそう楽しくないじゃない、普通の中学生にとっては。

しかも体動かしたい盛りだし反抗期突入中だし。もうほんとね、見回りに来た先生の前でだらしない感じになってたの見たときはどうしようってなった。

で、そうでもなかったなーと思う年を思い出してみると、1人か2人(多くて3人かな)女子が入ってたんだよね。彼女たちがいたことによって男子たちも変にまじめだったし、何かふざけたことをしようものなら女子から怒られるあるいは変な目で見られるという状態で、学校でもそんな感じ

なんだろうかとか、そういえば自分も同じくらいのときそうだったなあとか、そういうことを思い出した。

なのでなるべく男女同数ずつの受け入れが一番望ましいんだけど、希望者数とかそういうのがあるのでなかなか難しい。こちらでどうにかダレない仕事を作るしかないんだけど、そもそも博物館の仕事ってコンスタントにコツコツやる系の仕事だらけだし、「ひとりでできるもん」な要素も多い

からチームで何か取り組んでもらうっていうのもなかなかなくて。中学生向けの仕事を「見つけ出す」、しかも、「ケガしない」「事故しない」が優先されるから内容にも縛りがあるわけでそれがなおさら負担になってる。カッターナイフくらい持たせたいが、指切られたりしたらそれだけで

責任問題になりかねないし。

これはほんとどうにかならないもんかなあ。みんなどうしてんだろうな。