学芸員という生き物について

博物館で生業を立ててる人のはなし。

お休みが欲しい

担当した展覧会が閉幕し、撤収もすんでもうすぐで一週間になる。

早いなあ

はい、わたし今「お休み」が欲しいです。体調も崩れ気味になってきているし、何より寒いなか出勤とかしたくない。一応、3日前くらいに1日休みを取ってはいるけどその日は遠出しなければならず、溜まった家事もしなけらばならずで休みらしい休みではなかったのだ。都合10日間は動いている計算になると思う。朝から晩まで一日も家でゆっくりすることが出来ていない。これはこれでしんどい。

こないだは研修先から直帰できたけれど結局帰ってまた買い物に行かなければならず、いつもとほぼ変わらない時間に晩御飯という憂き目にあっている。全然ダメ。体休めてないから頭痛くなってきたし。昨日は昨日でお弁当用のおかずとか味噌玉とか作らなければならなかったさすがに23時台にフライパン振るうのはしんどさが半端ない。これが論文を脱稿してホッとした時に出るしんどさならまだいいのにねえ

3日ほどひとりでぼんやりしたい気分だ。

それを「成果」にするんじゃねえ

担当展覧会が終わってホッとしながら後始末を進めているんだけど(関係各所へのお礼メールとかその辺)、間髪入れずに始まる次の展覧会がぜんぜん用意できていないようでひじょーに驚いている。

あ、担当者はわたしじゃないですよ。さすがに1年間ほぼすべての大型展覧会を担当してきたらいい加減にくたびれるってものです。

まあ驚いているというよりもあきれているという言葉の方が正しいか。「驚いている」ポーズをとっている、の方が適切かもね。とにかく「まだ全然できていない」状態にもかかわらず、担当者がべらべらと喋りまくる。うるさい。ほかの同僚がパネル原稿の校正を担当者のかわりにやっているのに、なんやかんやでひたすらしゃべる。当然作業進まないし、終わりが見えてこない。

…自分な、1年で1本しか展覧会しなくていいのにな、なんで毎回そんなにギリギリなわけ?んで、なんで辞めないわけ?と喉まで出かかってるけど言わない。もう関わったらこちらがバカを見るだけなので何も言わないのが一番であろう。ノータッチ。しかし同じ事務室にいるだけでイライラしてくるしうるさくて仕事にならないので何回も事務室出たりしている。しかも向こうの同僚がどういうわけかすごく協力的でなあ…一人でやらせたらいいのに。

世の中にはこれで自分の成果としてカウントしている人間もいるので真面目にやっていくのが嫌になったりもする世界だ。

ハンマーとバール

ほんとはそういうのを使うのは最初と最後だけにしたいのだけど、展示設営の時に気づかなかった問題がたまに期間中に出てきたりする。キャプションとめてるピンがはみ出してたり、変な方向に打ち込まれていたり…とまあそういう類。入館者がいなくなってから地道に修正作業するけど、展示業者が施行しているものだと「触っていいのかな?」と少し不安にもなる。

まあやっちゃうんだけど。

今回はものの30分で終了できたからよかった。バールでキャプションが破損しないかひやひやものだった。この手の修正処理はいつも緊張する。ピンの打ち込みなんか、何回やっても緊張するし、だいたい1、2回は失敗してピン自体が曲がるのでつらさしかない。

展示室から作業を終えて出るとき、裸のままのハンマーとバールを持ち歩いてたらちょっと不格好だなと思った。なのでワークマンとかに行って、それこそ建設現場で働いてる人のような腰袋(というのかな)を買おうかと思う。展示施行の人の中にもそういうのを腰から下げてる人いるし。電動ドライバーまで入ったら便利そうだな。

…だんだん自分が何屋なのかわからなくなってきたぞ(まあ、いつものことだけど)。

ミーティングだらけ

ようやく担当した展覧会が終わる…のでこれから多少は楽になるかなと思いきや、もう次の事業のことで走り出している。今日もミーティングで半日が無くなり、その間にも観覧者からの質問が来るので展示室に走り…を繰り返していた。

もうわけがわからないよ。

何が決まって何が決まらなかったかを把握する前にミーティング終了。会期末にバタバタしながらのミーティングを開催するのもよろしくない。これではダメだと反省。とはいえ、やるタイミングもなかったし、どうしようもない部分もある…と自己弁護。ああ。

疲れた。

嫌われ者

どうやら、監視員に嫌われたらしい。

こないだのイベントごとでうまい具合に人間の誘導をできず、現場各所に負担がかかってしまった結果だから当然か。こちらの見込みよりはるかに多くの客が入ってしまい、それにうまく対応できなかったわたしのミスである。

というか、当日の流れや動きを事前に机上で確認しておけばよかった。

そんなわけで、疲弊した監視員から嫌われ、以前よりも口をきいてもらえなくなってしまった。自らまいた種だとはいえ、正直しんどい。『ミュージアムの女』シリーズのような関係性が築けたら、と理想を挙げても仕方ないが、あそこまで出来たらいいなと思う。

信頼回復するには時間がかかるだろうな、針の筵で凹んでしまうわ…。

【PC】3DMark 懐かしのデモ映像

www.youtube.com

昔あったんだよ、ベンチマークソフトで。

今もあるかもしれないけどあれ会員専用とかになったんだっけ、確か。そのくらい以前の記憶で止まっています。

あのベンチマークが動くPCを作りたい、組み立てたいっていうのでAthlon 900MhzSocket A)とかRadeon LEに換装したんだっけ懐かしいなあ。中学生くらいの頃か。すでにそのころからAMD派の人間だったのだ

ただ、だんだんベンチマークが動く要求スペックが向上するにつれて簡単にマシンを構築することもできなくなって、結局どういうデモが入ってたのかが分からないまま、ていうのが増えてきてしまい、途中でMacに乗り換えた時期もあったのでいつのまにか遠い存在になってしまった。YouTube上で全デモが見られるのはありがたいなあ。何より懐かしいし。

 今はもっとすごいのかな、グラボを換装して試してみたいなあ…。

連携企画をしているけれど…

近隣館とコラボというか連携というか、まあとにかくそういうのをやっています。

最近、というかここ20年間ぐらい言われ続けてるような、そういう事業をようやく勤務館でも始めたというわけ。それだけでもエポックな出来事だと自負してるけれど、ここにきて大きな問題が一つ。連携先の館に気軽に行けないのです…担当者が協力館に顔を出せないという。

悲しい。

相手館が何やってるのか、どんな展示なのかわからないのはよろしくない。聞かれたときに答えられないのはよくないのになあ。

休みの時に行こうかと思ったら、先方も休館日だったりするから結果的に見られない状態が続いている…どうしたらいいものかなあ。仕事の時間に行きたいけど難しそうだし。

困った。